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阪急宝塚線(豊中市)連続立体交差事業
事業の目的
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豊中市は大阪府の北部に位置し、大阪市に隣接している。都心部から約10km圏にあり、交通・運輸面において至便な都市です。古くから近郊農村として、発展してきましたが、明治43年の鉄道開設を契機に住宅開発が進み、近郊住宅地として市域を拡大し、発展してきました。
しかし、昭和30年代後半からの高度経済成長における人口の急増、昭和40年代のモータリゼーションの進展などにより、都市機能が阻害されるなど都市問題が顕著になってきました。これに対し、昭和30年代からの千里ニュータウン開発により近代的な都市開発や、市内の道路、下水道などの都市基盤整備を進めてきたものの、市中心部における踏切渋滞は解消されずまた鉄道による市街地の分断もまちづくりの大きな課題となっていました。
これらの課題の解消に向け、抜本的解決策として、市内中心部の曽根駅・岡町駅・豊中駅の3駅を含む延長約3.8kmの区間を高架化する連続立体交差事業を行ないました。 |
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事業概要 |
事業名称: |
阪急宝塚線(豊中市)連続立体交差事業 |
事業期間: |
昭和54年度〜平成12年度 |
事業区間: |
豊中市服部元町2丁目〜豊中市刀根山3丁目 |
事業延長: |
3.8km |
除却踏切: |
14箇所 |
受賞機関: |
大阪府 豊中市 阪急電鉄 |
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事業の特徴 |
本事業の関連事業として、豊中駅西口地区市街地再開発事業、3駅の駅前広場整備、側道整備、高架下施設整備などを実施したことにより、地域一体となった都市基盤整備が実現し、複合的な効果を得られました。これらの基盤施設が整備されたことにより、豊中市の中心部である当地域が、今後ますます発展する礎となっています。
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