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帯広市の駅周辺拠点整備
はじめに
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【帯広市の位置・概要】
帯広市は、北海道の東部に位置し、三方を山に囲まれ、先進的技術を取り入れたわが国を代表する生産性の高い大規模な畑作・酪農経営が営まれている十勝平野の中心に位置する、人口約17万人を有する内陸拠点都市です。 |
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明治40年根室本線が全通した時の
初代帯広駅 |
【市街地形成の推移】
開拓の歴史は、およそ120年前の明治16年、伊豆松崎町の依田勉三率いる民間の開拓団である「晩成社」により、十勝の母なる川「十勝川」とその支流である「札内川」の合流点付近から始まりました。時代の変遷とともに市街地の中心部は徐々に西へ移り、明治38年の鉄道駅の設置により、西2条通を中心とした現在の位置に市街地が形成されました。さらに戦後の帰還者や離農者を中心とした流入者の急増により住宅地は西、あるいは鉄道の南方面へと拡大し、現在では市街地人口の7割以上が鉄道の南に居住し、中心市街地は鉄道の北側にある状況となりました。 |
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JR根室本線(帯広駅付近)連続立体交差事業
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事 業 者 |
北海道 |
関係都市 |
帯広市 |
鉄道事業者 |
JR北海道 |
総事業延長 |
約6.2km |
踏切除去数 |
9箇所 |
交差道路 |
都市計画道路 17路線
その他道路 13路線 |
事業期間 |
平成元年度〜平成9年度 |
総事業費 |
約280億円 |
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【全体図】
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主な駅周辺整備事業
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1. 帯広駅周辺土地区画整理事業
事 業 者 |
帯広市 |
施行地区面積 |
19.2ha |
事業施工期間 |
平成3年度〜平成15年度 |
総事業費 |
約207億円 |
減歩率 |
31.4% |
公共施設の
整備概要 |
ふるさとの顔づくりモデル土地
区画整理事業
都市計画道路 10路線
区画道路 19路線
交通広場 駅前北 10,794u
交通広場 駅前南 6,500u
公 園 1ヶ所 7,178u
多目的広場 1ヶ所 2,500u |
2. まちづくり総合支援事業
事 業 者 |
帯広市 |
事業期間 |
平成2年度〜平成17年度 |
総事業費 |
約81億円 |
整備概要 |
地域交流センター(とかちプラザ)
延面積 13,722u、地下1階地上6階
プロムナード整備 6路線 L=1,535m
多目的広場 2,500u |
3. 関連街路事業(3・3・12西2条通)
事 業
者 |
北海道 |
事業期間 |
平成3年度〜平成12年度 |
総事業費 |
約60億円 |
整備概要 |
延長 L=720m 幅員W=22m
電線類地中化、歩道レンガブロックデザイン照明 |
4. 帯広駅北口地下駐車場整備事業
事 業
者 |
帯広市 |
事業期間 |
平成9年度〜平成11年度 |
総事業費 |
約28億円 |
整備概要 |
地下1層 自走式、駐車台数200台
建築面積 8,826u |
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事業効果
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駅周辺の整備事業は、鉄道連続立体交差事業を契機に、都心部の再整備と活性化を図るための各種都市計画事業の総合的な展開が平成8年度の都市計画学会 設計計画賞に値するものとして受賞したものであります。
現在これら事業はほとんどが終了し、当初通りの都市基盤が完成し、以下のような効果が徐々にではありますが出てきております。 |
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今後とも、住民との協働によるまちづくりに努めていきます。
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